五月 大歌舞伎♪

今月の新橋演舞場は歌舞伎公演です。今日は昼の部を観てきました。

まず一本目は、「彦山権現誓助剱 毛谷村(けやむら)」。剣術の使い手が殺された師匠の仇討ちに行くという内容(実際の舞台は、仇討ちに行くまでの成行きが描かれていますが・・・)から、物凄くシリアスな芝居かと思ったのですが・・・いや確かに最後はシリアスなんですけどね、これが予想に反して、とっても面白い芝居でした(^-^)

そりゃぁあんまり出来過ぎでしょう・・・という展開になったり、突然、お笑いのコントかぁ??と思うような行動に出たり・・・それを大真面目に芝居してくれるから、もう可笑しくってねぇ(^o^)(^o^)

そんな中でも、特にお園役亀治郎さんが面白い!!(つい先月は武田信玄で大奮闘だったのよね、凄いわ・・・)殺された剣術の師匠の娘で、主人公の六助染五郎さん)の許婚でもあるんだけど、登場は虚無僧姿なのです。つまり女形が女を演じてるんだけど、男装してるのです(あぁややこしい!!)

という訳で、最初は男っぽく振舞ってるけど本当は娘で、相手が六助と知らず対決するんだけど、六助の素性が分かると今度は急に娘らしく振舞って、すぐに女房気取りになったりして・・・。

とにかく目まぐるしい変貌ぶりで、それを無理なく自然に(どう考えても自然な展開じゃないけど・・・)演じるのは、さぞかし大変なことでしょう。亀治郎さんは、ときに凛々しく、また可愛らしく、とても巧みで大いに楽しませてもらいました。

続く中物は舞踊三題。「藤娘(ふじむすめ)」「三社祭(さんじゃまつり)」「勢獅子(きおいじし)です。「三社祭」はユーモラスで楽しいし、「勢獅子」は粋な江戸情緒に溢れて華やかだし、それぞれに魅力がありますが、やっぱり「藤娘」が一番好きです(*^_^*)

舞台一杯に飾られた藤の花房も美しいし、次々に替わっていく衣裳が、なんと言っても鮮やかで煌びやかで最高!!もちろん衣裳だけでなく、それを纏った福助さんも艶やかでとっても素敵でした。

最後は、「一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)。いわゆる世話物の代表的な作品ですね。

最初の場面、相撲取りの駒形茂兵衛吉右衛門さん)と酌婦のお蔦芝雀さん)との遣り取りが、ほのぼのとした人情味に溢れていて心に染みます。このシーンはとても印象的で大好きなんですけど・・・。

後半、舞台が10年後になってからの展開は、私的にはなんだかなぁ・・・なんとも釈然としない終わり方なのです(-_-) たまたま隣りに座っていたご婦人も終演後、『終わり方がなんだかねぇ・・・』と呟いておられましたわ。

観終わって外へ出たら、まだ日は高く、空気もとても爽やかでした。歩いていても気持ちが良かったので、そのまま日比谷まで足を伸ばして、少々散策して帰ってきました。

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歌舞伎座 昼の部♪

今朝は浜松町で人身事故があった影響で、JRはもちろん、私鉄の方もかなり遅れが出ていました。ちょうど通勤・通学時間で、迷惑を被った方も多かったことでしょう(=_=)

私が乗った私鉄の電車も、その影響で10分ほど遅れ、歌舞伎座の昼の部の開演に、数分遅れてしまいました。この電車遅延のせいなのか、今日は遅れてくる人が目立ちましたわ。

さて今月の昼の部の演目は、幕開きが時代物、そして舞踊と続き、最後が世話物という、典型的な作品の並びです。

まずは「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」。武田信玄の嫡男の武田勝頼をめぐる物語です。勝頼橋之助さん)を挟んで二人の女性、八重垣姫時蔵さん)と腰元の濡衣秀太郎さん)との対比も面白く、また衣裳やセットも大変華やかで美しい、幕開きに相応しい舞台です。

このシーンのみでは、これと言ったドラマティックな展開はなく、この後の激しいドラマを予想させる空気を漂わせて幕となります。テレビドラマなら、‘続く’って文字が出て来そうな感じ(^^ゞ

順序がちょっと違いますが、先に世話物の「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」について。生来の博奕好きで、どうしてもやめる事の出来ない半太郎勘三郎さん)と、落ちぶれて身投げをした酌婦(売春婦のような女)のお仲玉三郎さん)との物語。

最後の場面で登場する鮫の政五郎(賭場の親分?)の仁左衛門さんが、なんともカッコ良いです(*^_^*) こういう役でも品があって威厳があって、その場の空気を支配する存在感が凄いです\(^o^)/

さて今月、昼の部の一番のお目当ては、なんと言っても中物の舞踊「熊野(ゆや)」です。

平宗盛仁左衛門さん)の愛妾である熊野玉三郎さん)は、母親の病が重いとの手紙が届いて、すぐにも帰郷したいと願い出るのですが、一度帰してしまったら、二度と逢えないのではないかと不安に思う宗盛は、それをなかなか許さず・・・最後には帰郷を許され、熊野は国へ帰って行きますが、それまでのくだりを花見の景も交えて描かれます。

能の様式を元にしたとかで、セットも衣裳も動きそのものも、総てがシンプルなのですが、それがまた雅で華やかです。

仁左衛門さんと玉三郎さんのお二人が並ぶと、まるで一対の雛人形のように美しいです(*^_^*) もちろん、ただ美しいだけでなく、その醸し出す空気がなんとも言えず雅で、圧倒的な存在感があります。

もうこれは、どのような美辞麗句を並べ立てても空しく、到底言葉で表せるものではありません。以前にもここに書いたことがありましたが、今現在、同じ時代の日本にいるなら、玉三郎さんの舞台を観ないのは、とてつもなく勿体無いことだと思います。是非とも劇場へ足を運んで、あの空気を共有し、感じていただきたいものです。

先週観た夜の部同様、仁左衛門さん、玉三郎さん、そして勘三郎さんという、当代を代表する役者の揃った贅沢な舞台は、昼の部も超お勧めですよ(^.^)b

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歌舞伎座 夜の部♪

昨夜遅くから風雨が激しくなって、明け方には雷もthundertyphoonまさに春の嵐ですね。今日は出掛ける予定も、レッスンの予定もなくて良かったわ。

さて、それでは改めて昨日の舞台のお話です。

今月の歌舞伎座 夜の部は、「将軍江戸を去る」「勧進帳」「浮かれ心中」の三本立て。一本目の「将軍・・・」は幕末が舞台、最後の将軍慶喜が江戸を去って行く話で、現代劇と言っていいのではないでしょうか・・・この作品、はっきり言って私は好みではありません(-_-) 恐らく男性に人気の高い作品なのではないかと思います。

二本目の「勧進帳」も、昔はどうしてこれがそんなに人気があるのか、不思議に思っていましたが、年を重ねるうちに、段々とその面白さ、味わい深さが分かってくるものですね(^.^)

弁慶と安宅の関を守る富樫との、丁々発止の遣り取りが非常にスリリングで、否応なしに緊張感が高まってきます。

なんとしても主君義経を守り抜こうとする弁慶の心意気に富樫も心を動かされ、義経主従と知りつつ安宅の関を通してしまう・・・男心に男が惚れるっていうのでしょうかね。

この富樫という人がね、昔はあまり良い印象ではなかったというか、私の中では印象の薄い人物だったのですが、実はこの人こそが、この物語の鍵を握る重要人物であり、最高にカッコ良い男の中の男だと思うのですよ最近は(#^_^#)

今回の配役は、義経玉三郎さん弁慶仁左衛門さん、そして富樫には勘三郎さんという、華も実もある役者さんが揃った、これ以上望めないほどの贅沢な顔合わせです\(^o^)/

玉三郎さんの義経は気品に溢れて神々しくさえあり、弁慶が全身全霊で敬愛するのも当然の存在感です。

弁慶の仁左衛門さんも押し出しが立派で、血気に逸る他の家臣たちを押さえ、富樫と遣り合う場面は迫力満点でした。でも持ち味がどちらかというと端整なので、弁慶の豪快さという点では、ちょっと・・・かな(~_~;)

富樫の勘三郎さんも、ちょっとしたときに人の良さ(もちろん良い人なんだけどね、富樫さんは)が前に出てしまって、軽く見えてしまうことがあったのが惜しい・・・。

判官贔屓という言葉がありますが、この安宅の関の前後の話・・・とりわけこの後の義経や弁慶の行く末を知っているからこそ、心が震え感動してしまうのですね(T_T)

でもこの感情は日本人特有のものだそうで、外国の方にはなかなか理解できないらしいです・・・と、イヤホンガイドの人が言ってました。また日本人でも最近の若い人は、義経や弁慶のことを知らない人が多くなってきて、そこから説明しなければならなくなったと、嘆いてもおられました(=_=)

さて三本目の「浮かれ心中」は、がらりと雰囲気が変わって、理屈抜きに楽しいコメディです(^-^)

何が何でも有名になりたいと、あの手この手で騒動を起こす若旦那の栄次郎勘三郎さん)は、ほんとうにしょうもない男ですが、愛嬌たっぷりでどこか憎めない魅力に溢れています。こういう役こそ、勘三郎さんの本領発揮です(^^)v

最後には遊女と茶番の心中を図るのですが、間違って本当に死んでしまい、自分の描いたネズミ(絵草子作家なので)に乗って、宙乗りならぬ‘ちゅう乗り’で昇天して行きます。

勘三郎さんは、とにかくサービス精神旺盛で、随所であの手この手で客席を笑わせてくれます(^o^) 相方ともいえる三津五郎さんとの息もぴったりで、もう最高に楽しい舞台でした。

重厚な「勧進帳」と、めちゃめちゃ楽しい「浮かれ心中」・・・役者も贅沢な顔が揃って、なんとも美味しい公演、超お勧めです(o^-')b

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ヤマトタケル♪

新橋演舞場へ行ってきました。

スーパー歌舞伎の原点とも言える、「ヤマトタケル」が初演されたのは1986年だそうですが、多分、私が初めて観たのは、その翌年の再演だったんじゃないかなぁ・・・まだ二期会の研究生だったから。

その数年後に、縁あって右近さんとオペラの仕事でご一緒する機会があり、そのときのメンバーたちと右近タケルを観に行ったこともありました。

「ヤマトタケル」以外でも、「八犬伝」(これは凄く感動した(^^)v ぜひ再演してほしい)や、「三国志シリーズ」とか・・・猿之助さんがバリバリの現役でスーパー歌舞伎を上演していた頃は、ほとんどの作品を観てました。

そして今日、スーパー歌舞伎そのものも久しぶりですが、「ヤマトタケル」は恐らく15年ぶりくらいなんじゃないかな??というほど久しぶりの観劇でした。

今回のヤマトタケル役は、右近さんと段次郎さんのダブルキャスト。今日の夜公演は右近タケルの東京千秋楽でした。

随分久しぶりに観たのですが、結構憶えているシーンもあったりして・・・それだけインパクトがあって、当時としては斬新な演出だったのでしょうね。でもその後の「三国志シリーズ」等で、それ以上にさまざまな趣向を凝らした演出を観ているので、今となってはオーソドックスにさえ感じてしまいます。

とは言え今観ても、アクロバティックな立ち回りや、あたり一面炎が燃え上がるシーン、海が大荒れするシーン等は、迫力満点で否応なしに舞台に引き込まれてしまいます。まさに人海戦術・・・人間の技って凄い!!\(^o^)/

それにしてもヤマトタケルって哀しい性を背負っているのね・・・本来は心優しく争いを嫌い、互いに慈しみ合うことを大切に想っているのに、想い掛けず実兄を殺す破目になってしまい、それがきっかけで一生涯を戦いに明け暮れることになってしまったのですもの(=_=)

そして挙句の果てには、自分の力を過信し、慢心してしまったがために命を落としてしまって、なんとも救われないわ(T_T)(T_T)・・・と思っていると、真っ白な大きな鳥になって三階ロビーへ・・・ではなくて(~_~;)、空高く舞い上がり昇天して行くのです。

この宙乗りがね、やはりスーパー歌舞伎にはなくてはならないもので、これを観てお客さんも満足して帰れる訳ですわ。

主役のヤマトタケル以外にも、個性豊かで魅力的な登場人物がたくさんいますが、中でも印象的だったのが、兄橘姫弟橘姫の姉妹の姫です。

愛する人のために荒れ狂う海原に身を投じる弟姫も、幼いワカタケル(ヤマトタケルとの子供)のために生き抜こうと決意する兄姫も・・・おろおろと喚き散らすばかりの男たちの中にあって、凛とした立ち姿がなんとも美しかったです。

やっぱり女の方が、強く逞しい生き物なのね・・・と改めて感じ入った舞台でもありました(^.^)b

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壽 初春大歌舞伎♪

さて、話は前後しますが、一昨日に観てきた、歌舞伎座の夜の部のお話を少しばかり書いておきたいと思います。

昨夜もチラッと書きましたが、今月の歌舞伎座の演目は、お正月に相応しく、豪華で美しく、楽しいものばかりが並んでいます。

私が観た夜の部、まず最初は、「鶴寿千歳(かくじゅせんざい)」

非常に短い(約15分)の舞踊ですが、まず歌昇さん)、錦之助さん)、孝太郎さん)の3人が舞い、その後、芝翫さん)と富十郎さん)の2人がせり上がってきて舞います。この姥(お婆さん)と尉(お爺さん)の2人がなんとも微笑ましくて、ほのぼのとした温かい気分にしてくれます(^-^)

続く二本目は、幸四郎さん染五郎さん親子による「連獅子(れんじし)」です。

以前にも書いたことがありますが、私はこういうストーリー性のある舞踊が大好きです。特にこの連獅子は、振りも激しくスピーディーで起伏に富んでいるので、全く飽きることなく、ぐいぐいと舞台に引き込まれてしまいます。

衣裳や舞台装置、そしてもちろん舞そのものも非常に魅力的ですが、今回改めて感じたのは、音楽(笛や鼓といった鳴り物)の素晴らしさです。

雨や風音や雷等の自然現象も効果的に表現されますが、谷に蹴落とした仔獅子を心配する親獅子の心情や、崖を上がってきて再会する親子の喜びといった感情も、とても巧みに表していて、感動も倍増します。

幸四郎さん、染五郎さんのお2人の連獅子は以前にも観たことがありますが、今回は染五郎さんの仔獅子がとても雄雄しくなられていたように思います。

特に後半の毛振りが凄かったぁ!!こんなにスピード感溢れる激しい毛振りを観たのは初めてです。客席からは拍手だけでなく、歓声も上がっていましたもの(^^)//゛゛゛パチパチ

そして最後は、「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」

こちらも絢爛豪華で変化に富んだお芝居、上演時間は休憩なしの2時間ですが、全く飽きさせません。特に揚巻福助さん)を始めとする、傾城たちの衣裳の豪華さは溜息ものですわ(*^_^*)

入れ替わり立ち替わり人気役者が登場して、なんとも贅沢な舞台です。時事ネタや流行語を取り入れたり、出演俳優に纏わるアドリブやお遊びもあって、とっても楽しい2時間でした。

主役の助六團十郎さんでしたがまさに嵌り役ですね。でも先日観た、海老蔵さんの押し出しの強さや良く通る声を思い起こし、是非、近い将来、海老蔵さんの助六も観てみたいと思いました。

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新春浅草歌舞伎♪

1月の浅草公会堂は、恒例の新春浅草歌舞伎です。ここは私がまだ大学院生だったときにオペラ・デビューした場所でもあり、個人的にも非常に思い入れの深い劇場です。

今年も1部と2部では演目が違い、「金閣寺」がどうしても観たかったので、第2部(午後3時開演)を観に行きました。

3階のロビーからは、浅草寺がこんな感じに見えます。

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外が暗くなった幕間には、ライトアップされていて、また違った雰囲気で綺麗でした。

それからロビーにたくさん飾られていたお花(総て胡蝶蘭だった)を眺めていたら、こんなのを見つけた!

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こんなところでわたるちゃんの名前に遭遇しようとは・・・お元気かしら?

さて、では肝心の舞台のお話に参ります。まず幕が上がる前に、お年玉ご挨拶というのがあるのですが、昨日は亀鶴さんでした。

このご挨拶がまたサービス精神たっぷりで、いきなり舞台から客席へとんぼを切って降りて来たり、最前列のお客さんに見栄を切らせたり・・・と~っても楽しかったです(^o^)

そしていよいよ開幕。前物は「祗園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき) 金閣寺」です。幕が上がると、そこは絢爛豪華な眩い世界・・・お正月にはぴったりですわ♪

歌舞伎の三姫のひとつである雪姫亀治郎さん。とにかく美しいです(*^_^*) ついこの間まで、大河ドラマの武田信玄をやっていた人とは思えないわ。縄で桜の木に縛られた雪姫に桜吹雪が降りかかる様は、本当に絵のように美しくて、いつまでも観ていたかったです。

縛られたまま、足を使って桜の花びらで鼠を描くシーンが雪姫の見せ所ですが、特に舞に定評のある亀治郎さんは、その様子がとてもいじらしく、また可愛らしくて、素晴らしかったです\(^o^)/

天下を狙う松永大膳獅童さん、大悪党のめちゃめちゃ悪い人なんですが、とってもカッコ良かったです。声も良く通って、押し出しも良く、存在感が大きかったです。

そして此下東吉勘太郎さん。こちらは大膳と敵対する役ですが、獅童さんとは全く違うカッコ良さ・・・颯爽としていて、匂うが如くの二枚目っぷりでした(#^.^#)

後物は「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)与三郎愛之助さん)とお富七之助さん)の粋な世話物です。

2つの場面が上演されましたが、前半の木更津海岸見染の場は客席降りがあったり、舞台そのものもなんだかほのぼのとして楽しいです。一転、後半の源氏店の場は、大店のぼんぼんから小悪党になってしまった与三郎の変貌ぶりと、お富さんの大人の女の色っぽい仕草が見ものでした。

2つの作品を通じて、花形と呼ばれる若い役者さんたちは、皆とても美しく、そして勢いがあって、観ていてとっても楽しいし、爽快な気分になります。

また来年も絶対に観に来たいと思いつつ、凍るような風の中を帰ってきたのでした。

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観劇始め♪

新橋演舞場へ行ってきました。

今月の演目は、通し狂言「雷神不動北山櫻」です。歌舞伎十八番としても有名で、単独で上演されることの多い「毛抜」「鳴神」は、この作品のうちの一幕なんですね。

今回は通しで上演する上に、海老蔵さん粂寺弾正鳴神上人不動明王、そして早雲王子安倍清行の合計五役を勤めるというのも大きな話題です。

幕開きに口上という形で海老蔵さんご自身が、この複雑な作品のストーリーについて、また登場人物の特徴や人間関係について、簡単に解説をしてくださったのが新鮮であり、また非常に助かりました。

イヤホンガイドの解説の方が、「毛抜」は陽のエロチシズム、「鳴神」は陰のエロチシズムとおっしゃってましたが、こうして通して観るとその対比がよく判って面白いです。

とにかくね、海老蔵さんが色っぽいのですよ(#^.^#) 舞台姿がとても美しくて立派で、美丈夫という言葉がぴったり嵌るのです。それに声がとても良く通るのも魅力ですね。

最後には大立ち回りもあったし、空中浮遊なんていう趣向もあって見所満載、とっても楽しくて大満足の観劇始めでした(^-^)

終演後はちょっと足を伸ばして日比谷へ。キャトルレーヴへ行って星組東京公演と月組青年館公演のプログラム、それから歌劇を買って来ました。

それからまた新橋駅へ戻って横浜へ。電話の子機のACアダプターの接触が悪くなってしまったので、新しいのをヨドバシカメラで注文してたのですが、入荷したとの連絡があったので取りに行きました。

ついでに大好きな小倉山荘のお煎餅を買って、お気に入りのルピシアでミルクティー向きのモンテクリスト津軽りんご(これは緑茶です)を買いました。

ルピシアでこんなお年賀を頂きました。

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名間四季春 冬茶という名で、烏龍茶の一種だそうです。これが入っていた袋がまた可愛いんです(^.^)

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なんだか良いことがありそう・・・幸せな気分です。明日はこのお茶を淹れておやつにしようかな(*^_^*)

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頼もしい助っ人(^^)v

歌舞伎座 夜の部を観てきました。

今月の歌舞伎座は、吉例顔見世大歌舞伎。なぜ吉例顔見世かというと、歌舞伎の世界では、11月が一年の始まりだからなんだそうです。先日観た昼の部も合わせて演目を眺めてみると、なるほどなぁと思いますわ。

夜の部の幕開き、「宮島のだんまり(みやじまのだんまり)」は、まさに顔見世的な出し物の典型です。看板役者が煌びやかな装束で勢ぞろいして、それぞれに見得を切る・・・まるで動く絵巻物のようです。

二本目は、「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら) 九段目 山科閑居」。こちらは打って変わって、落ち着いた深みのある芝居をじっくりと堪能できる作品で、顔見世とはあまり関係ないような内容の舞台です。

三本目は、「新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)」今日の演目の中で、一番楽しみにしていたのが、この作品です。随分前にも書きましたが、私は歌舞伎の中でもストーリー性のある舞踊が大好きで、「土蜘」もそういった作品で、とっても面白かったです。

能の松葉目物を元にした舞踊劇だそうで、なるほど舞台の作りも役者の装束、化粧、所作等々も、能の影響が色濃く感じられます。1時間半近い上演時間を要しますが、変化に富んでいて見所が多く、全く飽きさせません。

土蜘の精の菊五郎さんがもちろん素晴らしく、圧倒的な存在感ですが、お小姓の音若役の鷹之資くんがからくり人形のように可愛くて達者で、役をしっかりこなしていて印象的でした。

さて舞踊劇が大好きと書きましたが、専門的な知識なんてほとんどない私が、舞台を堪能できる頼もしい助っ人が、イヤホンガイドです。

これ、本当に優れものなんですよ(o^-')b 絶妙のタイミングで、とても分かり易く、且つ詳しく解説してくれるので、細かいところまでいろんなことが理解できて、何倍も舞台が楽しめます。

私はイヤホンガイドの会員券を持っていますが、今日はそれがいっぱいになっていたので、更新しました。

今までは更新すると、何かしらの粗品を貰えたんですよ。例えば、イヤホンガイドのキャラクターの付いたブックカバーとか、和風の一筆箋とかね。この時期だと来年のカレンダーを貰えるので、それも楽しみだったのですが・・・もうそういった特典はなくなったんですって(-_-)

今年のカレンダーがとっても可愛かったので残念ですが、料金が値上がりするよりはいいかぁ・・・と思いつつも一抹の寂しさも禁じえないのでした。

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芸術祭十月大歌舞伎♪

今日も早起きして出掛けた先は歌舞伎座、昼の部を観てきました。

午前11時開演の一本目は、「赤い陣羽織(あかいじんばおり)」木下順二の民話劇をもとにしたお芝居です。

舞台は、お百姓のおやじ(錦之助さん)と女房(孝太郎さん)、そしてその女房に横恋慕するお代官(翫雀さん)を中心に、他愛のない、ほのぼのとしたお話が展開します。

どの登場人物も憎めないキャラクターですが、私が一番気に入ったのは、お百姓に飼われている馬(名前は孫太郎だったかな?・・・忘れちゃった(^^ゞ)です。もちろん、本物の馬ではなく、2人の役者さんが前足と後ろ足をそれぞれ演じているお馬さんです。

この馬のリアクションがね、なんともほのぼのとしていてね、なんだかとっても癒されます(^.^) どうってことない内容だけど、温かい気持ちになれる舞台でした。

二本目は、「恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)」封印切新口村

歌舞伎だけでなく、いろんな形で舞台化されている、とても有名な作品ですよね。宝塚でも「心中 恋の大和路」というタイトルで再演を重ねています。

でも私、この作品は嫌いです(-_-) だってねぇ、主人公の忠兵衛って、あまりにもいい加減でどうしようもない男じゃないですか。こんな男に引っ掛かって、梅川さんも災難だわ・・・と思ってしまうのです。まぁ実際に梅川のモデルになった遊女は、死なないで社会復帰(?)したそうですが。

そんなしょうもない忠兵衛より、歌舞伎の舞台では憎まれ役になってしまう八右衛門さんの方が、男としても人間として、ずっと魅力的なんだけどなぁ、私としては。この辺りは、宝塚の舞台の方が、男前に描かれていて私は好きです(*^。^*)

さて最後の出し物は、「羽衣(はごろも)」、昼の部の一番のお目当てはこの作品です。

「羽衣伝説」をもとに、能の様式を取り入れた舞台、海辺に舞い降りた天女の玉三郎さんは、この世のものとは思えない美しさ!!

ゆったりとしたたおやかな動きは、まるで宙に浮いているかの様で、まさに天女のように神々しいばかりです。先日観た、「牡丹燈籠」お峰と同一人物とは、とても思えませんわ。

30分ほどの短い舞踊ですが、幽玄の世界を堪能できて大満足です。やっぱり玉三郎さんは凄い役者さんです\(^o^)/

満ち足りた気分で歌舞伎座を出た後は、キャトルレーヴに寄って、待望のおさちゃん写真集をGET(^^)v どのおさちゃんもとっても素敵で、これまた大満足ですわ(#^.^#)

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芸術祭十月大歌舞伎♪

歌舞伎座 夜の部を観てきました。

演目は、まず通し狂言怪談 牡丹燈籠(かいだん ぼたんどうろう)」二幕。怪談ということで、ちょっと敬遠してたんですが・・・これがとっても面白かったです。

三遊亭円朝の怪談噺がもとになってるそうで、円朝三津五郎さん)が登場して物語をすすめるという演出が、新鮮で興味を引きました。

物語は怪談ですから、もちろん幽霊が登場するのですが、おどろおどろしいものではなく、むしろ生身の人間の醜くさ、恐ろしさをまざまざと見せ付けられました。

ほんと、自分本位で悪事を重ねる人間どもに比べたら、愛しい人を一途に想い詰める幽霊のお露七之助さん)の方が、どんなにか純粋でいじらしいことか・・・(-_-;)

そんなどうしようもない人間たちの中で、仁左衛門さん玉三郎さんの演じる夫婦がやはり絶品!! 2人の台詞の遣り取りが絶妙でね、もう可笑しくて堪りませんわ(^o^)

特に玉三郎さんの台詞回しの妙が凄いのですが・・・このニュアンスは実際に観て聴かないとねぇ、とても活字では表せません。前回観た阿古屋のような、豪華で凛とした立女形も素晴らしいけど、今回のお峰のような、汚れ役とも言えるような人間臭い役でも観客を魅了してしまう・・・本当に凄い、稀有な役者さんだと思います\(^o^)/

この同じ時代、同じ日本に生きているなら、玉三郎さんの舞台を観ないのは、物凄く勿体ないことだと思いますよ。機会を作って、是非、観ていただきたいものです。

それにしても、恋しい人を取り殺してしまう幽霊のお露といい、浮気相手をそそのかして旦那を殺させるお国吉弥さん)といい、そして伴蔵(仁左衛門さん)に幽霊と取引をするよう、けしかけるお峰といい・・・女って、恐ろしいわ(~_~;)

後物は、「奴道成寺(やっこどうじょうじ)」。こちらは、とにかく明るくて賑やかな舞踊です。

能の様式で始まり、途中から狂言の様式へと移行、狂言師左近三津五郎さん)が趣向を凝らした様々な舞を披露し、楽しませてくれます。

前物の「牡丹燈籠」が、血生臭い殺戮シーンで終わるのですが、後物がとても楽しい舞台なので、救われた気分で劇場を出ることができます。この辺りの演目の組み方も、良く考えられていますよね(^-^)

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秀山祭九月大歌舞伎♪

歌舞伎座 夜の部を観てきました。

最初の演目は、「壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)」有名な阿古屋琴・三味線・胡弓による詮議の場です。

平景清の想い人である阿古屋(玉三郎さん)に、三曲を順に弾かせて、本当に景清の居場所を知らないかどうかを詮議するという内容ですが、なんと言っても玉三郎さんが凄いです!!

堂々とした立女形振りも圧巻で、溜息が出るほどに美しく、そして三曲の演奏も素晴らしい(^^)//゛゛゛パチパチ 琴も三味線も良いけれど、私は胡弓の音色に最も惹き付けられました。詮議の指揮官である秩父庄司重忠吉右衛門さん)を納得させるに充分の説得力がありましたわ。

他の役者さんでは、代官の岩永左衛門役の段四郎さんデフォルメされた人形振りが、悪役ながらほのぼのとした味わいで、ともすると深刻で重くなり勝ちな舞台を和ませてくれました。

二本目は、身替座禅(みがわりざぜん)」。狂言の『花子』をもとにした、人間味あふれる舞踊劇ですが、もう理屈抜きに楽しいです(^o^)

大名の山蔭右京團十郎さん)が、愛人の花子の元へ行きたいがために、奥方の玉の井左團次さん)に、御堂に籠もって座禅を組むと嘘を付いて出掛けるのですが、その嘘がばれて散々懲らしめられるという、他愛のない話です。

團十郎さんは、登場の舞台姿がなんとも華やか、浮気者のしょうもない男ですが、どうにも憎めない愛嬌があります。奥方の役は、所謂立ち役の役者さんが演じますが、左團次さんの玉の井は、ゴツイんだけど、なぜかとっても可愛くて、旦那さんのことが好きで堪らないのね・・・と微笑ましく思いました(*^。^*)

三本目は、二條城の清正(にじょうじょうのきよまさ)」豊臣秀頼福助さん)が、豊臣家の取り潰しをもくろむ征夷大将軍の徳川家康左團次さん)と二條城で対面する、緊迫感に満ちた作品です。

この二条城の対面で、病身を押して秀頼を守り抜く加藤肥後守清正吉右衛門さん)が主役ですが、吉衛門さんは、威厳に満ちて堂々とした舞台姿、そして福助さんの秀頼は、爽やかで匂うような二枚目っぷりで、好対照の2人が印象的でした。

今回も、時代物、舞踊劇、そして世話物と言ってよいのか・・・当時で言う現代劇の三本立ては、それぞれに持ち味が全く違って、とても楽しい舞台でした(^.^)b

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八月納涼大歌舞伎♪

八月の歌舞伎座は三部構成(通常は、昼・夜の二部構成)、通常より上演時間が短く、席料もイヤホンガイドの料金もリーズナブルで、気軽に観劇できます(^^)v 今日は、その第二部を観てきました。

まず最初の演目は、「ゆうれい貸屋(ゆうれいかしや)」。幽霊と言っても、おどろおどろしい所謂怪談物ではありません。怠け者の職人と辰巳芸者だった幽霊が、夫婦同然の生活をするうち、生活費を稼ぐために始めたのが、恨みを晴らしたい人のために、幽霊を貸し出そうという幽霊貸屋です。

芸者だった幽霊の染次福助さん)を筆頭に、呼び出されて貸し出される幽霊たちが、みんな個性豊かでユーモラスで、もう堪らなく面白いです(^o^)

特に福助さんと生真面目な幽霊の又蔵勘三郎さん)が、やはり秀逸です。面白おかしく自在に演じながらも、人間の愚かさ・浅ましさといったものをまざまざと見せ付けます。

すったもんだの末、改心した職人の弥六三津五郎さん)は女房のお兼孝太郎さん)と縒りを戻し、真面目に働くようになり、染次や又蔵も成仏して、めでたしめでたしで幕です。

そして後物は、「新版 舌切雀(したきりすずめ)」。みなさん良くご存知のお伽噺を元に、渡辺えり子さんが勘三郎さんのために書いた作品です。

幕開き、チョンパで明かりが入ると、雛壇に雛人形が並んでいるような華やかさで、客席がどよめきました。でも並んでいるのは雛人形ではなく、孔雀の王様だったり、鶴の奥方だったり・・・お局は梟だし、腰元は雉、雲雀、鶯、燕、そして近習として雀がいっぱい並んでます。

鳥の世界のお祭りだとかで、外国の鳥たち(白鳥と黒鳥、フラミンゴ、ペンギン)も招かれて、得意の踊りを披露したりします。ペンギンのダンスは、子供たちが入ったりして、とっても可愛くて楽しかったけど、フラミンゴはちょっと悪乗りし過ぎの感も・・・(~_~;)

舌を切られる雀は、歌の上手い美声の持ち主、孔雀王の寵愛も深い若い雀で、名前がすみれ丸(*^。^*)

こちらも面白おかしく、そして楽しい舞台ですが、それだけではなく、社会や人間に対する皮肉・ペーソスといったものが、随所に散りばめられています。

両作品を通して強く感じたのは、人間は独りで生きてるんじゃないよということでした。お金も大切だけど、人間にはお金よりもっと大切なものがある・・・それは家族であり、身近にいる人たちであり、友だちなんだよと。

そんなこと分かってるよと思いつつ、ついつい当たり前のように甘えていて、その大切さを蔑ろにしていたかも・・・と気付かせてくれました。

そうそう、「舌切雀」の蓮の精福助さん)の台詞に『はるのすみれの咲く云々・・・』というのがあって、作品とは関係なく、思わずにやけてしまいましたわ(#^.^#)

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今、帰ってきた

今日は歌舞伎座へ行ってきました。今月の歌舞伎座は、「NINAGAWA 十二夜」です。

一昨年の初演のときもチケットを取っていたのですが、父が急死して、それどころじゃなかったのよね。でも今夜は、じっくり集中して観ることができて、ある意味、感慨深かったです。

舞台はね、とっても楽しかったよぉ(^^)v いろいろ書きたいけど、明日は朝から江ノ島へ行かなければならないので、今宵はお風呂へ入って早く寝ることにします。

では、また明日(^.^)/~~~

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歌舞伎座 六月公演♪

夜の部の開演時間は、午後4時半という半端な時間のため、遅れて来るお客さんが、いつもちらほらいます。それにしても今日は空席が多いなぁと思っていたら、最後までそのままでした(~_~;)

確かにね、はっきり言って食指が動かなかったのよね、今月の演目。でもここら辺りで観ておかないと、歌舞伎会の特別会員の資格が無くなっちゃうし、6月はちょっと暇だから、行っておこうかなっていう感じで今日、行って来たんです。(結構豪華な顔ぶれなんですけどねぇ・・・)

さて前置きが長くなりましたが・・・今月の夜の部は三本立てです。

まず一本目は、「元禄忠臣蔵~御浜御殿綱豊卿」
徳川綱豊卿仁左衛門さん、めちゃめちゃ男前です(#^.^#) ヴィジュアルもですけど、人間として物凄く男前なんです。

富森助右衛門染五郎さん)とお互い、本心を明かさず腹の探り合いをするシーンが見所ですが、緊迫感の溢れた遣り取りに引き込まれてしまいます。どちらも信念を持った男前ですが、徳川綱豊卿の方が一枚上手。

吉良を独りで討とうと逸る富森助右衛門を諌め、そこに至るプロセスが大事だと説くところが圧巻!素晴らしかったです\(^o^)/

二本目は、「盲長屋梅加賀鳶」
こちらはまたタイプの違う2人の遣り取りが面白かったです。1人は粋でいなせな鳶の松蔵吉右衛門さん)、そしてもう1人は極悪非道の悪党道玄幸四郎さん)。この道玄がしょうもない悪党なんだけど、愛嬌があって憎めないキャラなんです。

質屋をゆすりに行くのですが、そこで松蔵に悪事を暴かれてしまいます。ここの遣り取りがね、ユーモラスでとっても楽しかったんです。その後、道玄は捕り手に捕らえられますが、ここのだんまり(暗闇)での立ち回りがまた滑稽で、思い切り笑わせてもらいました。とっても楽しかったぁ(^o^)

最後は、「船弁慶」
長唄の舞踊劇ですが、能の様式を用いているので、それが解らないと???です。でも強い味方、イヤホンガイドがあるから大丈夫(^^)v

静御前平知盛の霊の二役を1人の役者が演じ分けるのですが、今回の染五郎さんは初役だそうです。

どちらも熱演されていましたが、今日観た限りでは、知盛の方が合ってるかな?勇猛な荒武者の勢いが迫力満点で素晴らしかったです。知盛のに対して、静御前はですが、やはりこちらの方が難しいのでしょうねぇ・・・。

三本とも派手さはないけれど、それぞれに味わいのある良い舞台でした。なんだかんだ言っても、やっぱり観に行って良かったです。

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歌舞伎座 夜の部

日付が変わって昨日になってしまいましたが、お昼頃の激しい雷雨には驚きました(>_<) 幸い私が家を出る頃には、雷雨は収まり、日も差していましたけど。

そんなとても爽やかな空気の中、歌舞伎座へ行ってきました。五月の歌舞伎座は、恒例の團菊祭です。私が観たのは夜の部で、演目は時代物に舞踊二題、そして世話物という王道の並びです。

時代物の女暫(おんなしばらく)は、あまりにも荒唐無稽な作品。それに続く舞踊二題の雨の五郎(あめのごろう)三ツ面子守(みつめんこもり)も、明るくて綺麗な舞台だけど、さらさらさらり~と流れていくような印象でした。

お料理に例えるなら、軽めのオードブルと、次に続くメインを美味しく食べてもらうための爽やかなシャーベットといった感じかなぁ・・・。

さて、そのメインにあたる神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)、全く前知識なしに観たのですが、これが思い掛けず贅沢で手の込んだ、大変美味しいご馳走でした(^u^)

副題がめ組の喧嘩となっていますが、一言で言ってしまえば、江戸時代の鳶(=火消し)と力士との、男の意地を掛けた大喧嘩です。

事の発端は本当に些細なことなのですが、男としての誇りを傷つけられた鳶と傷つけた側の力士が、双方総動員で大喧嘩をする立ち回りが大きな見所です。

この立ち回りがね、凄かったんです。力士たちは、動きがゆったりしているけど大きく力強く、また鳶たちの動きは、スピーディーで勢いがあります。それがぶつかり合って絡み合って・・・いろんな形の立ち回りが次々と繰り広げられて、とっても面白かったです(^o^)

特に見応えがあったのは、イヤホンガイドの解説にもありましたが、屋根に掛けた梯子を、手を掛けずに一気に駆け上がって行く鳶たちと、その梯子で屋根に上った人の手だけを頼りに一気に屋根に上がって行く鳶たちの動きです。う~ん、文章では到底表せません・・・こればっかりは実際に観ないとねぇ。とにかく凄い迫力で、客席は歓声と大喝采でしたわ(^^)//゛゛゛パチパチ

最後は双方の親分(鳶側は菊五郎さん、力士側は團十郎さん)が対決、さすがに風格があり、存在感が違いますね。そこへお役人が仲裁に入って喧嘩を収めてめでたし、めでたしの幕切れです。

「火事と喧嘩は江戸の華」って言葉がありますが、当時の江戸庶民にとっては、こんな喧嘩も大きな娯楽のひとつだったのでしょうかねぇ?命賭けの大喧嘩の割には、仲裁が入ったあとの引き際の潔さに、そんなことを思いました。

観終わった後、すっきり爽やかな気分になれる粋な舞台で、とっても楽しかったです。観に行って良かったぁ(^-^)

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新春 浅草歌舞伎

初春、1月の浅草と言えば、新春浅草歌舞伎です(^.^) 今年も母と2人で行ってきました。

所謂、若手中心の花形歌舞伎が恒例となって、何年くらいになるのでしょう・・・今年も勘太郎さん七之助さん兄弟、獅童さん愛之助さんといった勢いのある役者さんたちが活躍していて、大いに盛り上がってました。

ただ、幕間のイヤホンガイドでのインタヴューでも何人かの方がおっしゃってましたが、亀治郎さんが大河ドラマ出演のため、こちらに出演していないのが寂しいですね(-_-)

公演が行われているのは、浅草公会堂。実を申しますとこの劇場は、私がまだ大学院生のときに、オペラ・デビューをした劇場です。そんな訳で、この劇場は、特別に思い出深い劇場なんです。

ここは、歌舞伎座や国立劇場等といった、頻繁に歌舞伎を上演している劇場に比べると、かなり小さくて、2階席からでも舞台がとても近く感じられます。役者さんたちの表情も良く観えるし、息遣いまで感じられるような気がするほどです。

今日の演目は、「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)渡海屋大物浦、そして「身替座禅(みがわりざぜん)の2本でした。

「義経・・・」の見所のひとつは、典侍の局(七之助さん)の艶やかな十二単姿ですが、本当に美しくて、溜め息ものでした(#^.^#) もちろん、ただ美しいだけでなく、女形として大役であるところの典侍の局として、しっかりと存在しておられましたよ。今回が初役だそうで、これから回を重ねる毎に、どんどん成長していかれることでしょう。これからが非常に楽しみな役者さんです。

獅童さん扮する知盛の見せ場といえば、なんといっても、碇を身体に巻き付けて、後ろ向きのまま崖から落ちて行く、最期の場面でしょう。舞台が近いこともあって、若さ溢れる熱気が伝わってくる、迫力満点の舞台でした(^^)v

そして「身替座禅」。これは勘太郎さんの独壇場でした。話は単純明快、浮気をする恐妻家の主人公と、それに嫉妬し怒る奥方の話です。女性の立場からすれば、許し難い右京(主人公)ですが、勘太郎さんの右京は愛嬌たっぷりで、ちょっと可愛らしくもあり、ついつい許してしまいそうです(^_^;)

勘太郎さんのちょっとした仕草や台詞の言い方に、お父さんの勘三郎さんにそっくりなところがあったりして、やっぱり親子だなぁ・・・と妙に感心もしてしまいました(^.^)

奥方役の愛之助さんがまた達者で、お2人の遣り取りに客席は大いに笑わせてもらいました。お正月に相応しい、明るい笑いに包まれて幕となり、今年もとっても楽しい舞台でした。

また来年も、若さ溢れる、勢いのある舞台を観に、お正月は浅草に行きたいなぁと思いながら帰ってきたのでした。

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歌舞伎座 夜の部

お正月の歌舞伎座は、特に華やいだ雰囲気に溢れていてワクワクしますo(^o^)o 正面の入り口を入ると、まず頭上に大きな凧が飾られているし、至る所に紅白の繭玉(本物のお団子ではありませんけど)がい~ぱいあったりしてね。

出し物もお正月らしく、華やかで明るい物が多く並んでいます。

まず幕開きは、「廓三番叟(くるわさんばそう)」
三番叟の設定を遊郭に移した舞踊で、背景には松竹梅が描かれていたり、とにかく華やかでおめでたい、とっても楽しい舞踊でした。傾城の雀右衛門さんは、なんと87歳になられるそうですが、相変わらず凛として素晴らしい存在感です。

二本目は、「金閣寺(きんかくじ)」
もうね、配役が素晴らしく豪華なんですよ。幸四郎さん玉三郎さん、左團次さん、彌十郎さん、そして吉右衛門さん・・・この5人が舞台に揃って、それも超豪華な衣裳で並んじゃうんですから、それだけで眼福ですわ\(^o^)/ 特に雪姫の玉三郎さん、桜吹雪の中に佇む姿の艶やかなこと!!この世のものとは思えない美しさでした(#^.^#)

三本目は、「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」
踊り手は、勘三郎さん。前ジテのお小姓弥生はとっても初々しくて可愛く、後ジテの獅子は猛々しく激しく・・・この対照的な二役を見事に踊り分けて、圧巻でした(^^)//゛゛゛パチパチ 勘三郎さんの毛振りは、勢いがあって本当に素晴らしかったのですが、その横で一生懸命くるくる回っている二人の胡蝶の子役さんが、とっても健気で可愛くて、こちらも目が離せませんでした。

最後は、「切られお富(きられおとみ)」
これだけがいわゆる世話物で、今回の演目の中では異色でした。「切られ与三」のパロディだそうで、作品としては面白いと思います。お富の福助さんが元の旦那を強請るとこなんて、凄く達者で楽しかったし。

長い作品のある部分を抜き出して上演するのは、通し狂言ではよくあるパターンですが、なんとも中途半端なところで『本日は、これ切りぃ~』って終わられてもねぇ・・・例えて言うなら、連続ドラマで、『続く・・・でも続きの放送予定はありません』って言われたみたいでね(-_-) なんともすっきししない幕切れだったのが残念です。

とは言え、全体としてはお正月らしさに溢れた、豪華な役者さんたちの舞台を堪能できて、幸せな気分で帰ってきました(^^)v そして来週は、若手さんたちの活躍している新春浅草歌舞伎へ行く予定です。こちらも楽しみ♪

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歌舞伎座 昼の部

クリスマスの今日、歌舞伎座へ行ってきました。今年最後の観劇です。

歌舞伎座は明日が千秋楽、こんな年末も押し詰まったときだからか、それとも今月はあまり話題性の高い演目ではないせいか、かなり空席もありました。

昼の部の演目は、「八重桐廓噺やえぎりくるわばなし忍夜恋曲者しのびよるこいはくせもの芝浜革財布しばはまのかわざいふ勢獅子きおいじしの4本です。さきほど、あまり話題性は高くないと書きましたが、所作事を挟みながら時代物と世話物を並べた、バランスのよい演目だと思います。

「忍夜恋曲者」は、歌舞伎座では久しぶりだという屋台崩しもあって、視覚的にも楽しめる舞台でした。でも宝塚ファンとしては、「忍夜恋曲者」と言えば、やはり思い出すのは「雪乃丞変化」でしょう(^.^) 一路真輝さんの雪乃丞もとっても綺麗で素敵でしたが、ゆきちゃん(高嶺ふぶきさん)のお初姉御が、なんとも妖艶で溜め息ものの美しさでしたねぇ・・・(#^.^#)

しかしながら、今日の演目で一番味わい深く印象的だったのは、「芝浜革財布」でした。政五郎役の菊五郎さんが大変素晴らしかったです\(^o^)/ こういうのを軽妙洒脱っていうんでしょうかねぇ・・・決して派手さはないのですが、ほっと和ませてくれて、ほのぼのとした幸せな気分にしてくれます(^.^) ラストの「勢獅子」もそうですが、歌舞伎座は、もうすっかりお正月気分でした。

最初にも書いたように、これで今年は観劇納めですが、今年もいろんな舞台を観て、エネルギーをいっぱい貰いました。来年は年明け早々の宙組公演が初観劇の予定ですが、またたくさんの舞台を観て、心の栄養をたくさん貰いたいと思います。

でもその前に、気持ち良く新年を迎えられるように、明日は掃除を頑張ることにします(^^ゞ

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新橋演舞場♪

花形歌舞伎 夜の部へ行ってきました。

演目は、時今也桔梗旗揚(本能寺馬盥の場、愛宕山連歌の場)、船弁慶、義経千本桜(川連法眼館)の三本で、平成の三之助と言われた、尾上松緑さん、尾上菊之助さん、市川海老蔵さんがそれぞれに芯を勤めておられます。

三本の演目は、全く色合いの違うものでしたが、お三方の個性・特徴が良く生かされていて、非常に興味深いものでした。お三方とも若手の中でも非常に勢いのある、伸び盛りの役者さんだと思いますが、そんな三人が競い合い、舞台で輝きを放っているのを拝見するのは、本当に楽しいですね(*^_^*)

それぞれの演目についても、少し語りたいところですが、明日は早起きしなければならないので、今宵はこの辺で・・・近いうちに書けるようだったら、また書きたいと思います。

とここまで書いて更新しようと思ったら、福岡の友人から思い掛けないメールが・・・『鉄なべに行ったら、おさちゃんがいました』だってぇ~!!おさちゃんは、かなりご機嫌さんだったそうです(^.^) いいなぁ~、私も地元でそんな風に、春野寿美礼さまと出逢ってみたいです・・・。

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歌舞伎座 夜の部

観て来ました。今日の席は定番の三階A席。3列目センターの通路側でしたが、前の席の男性が横にも縦にも大きくて、舞台が観辛かったです(-_-;)

夜の部一本目は「山吹」です。
泉鏡花の作品は、今月上演されている四本以外、全く観たことがありませんし、はっきり言って鏡花のことは全く知りません。そんな私の感想は・・・???なんだかよく解らないなぁ (^_^;)まず他の三本と全く違う点は、幻想的でないということ。舞台も現実的で美しいとは言えないし・・・死んだ鯉を食べるっていうのはなんだかなぁ(-_-)なによりも、縫子(笑三郎さん)と藤次(歌六さん)の行動が理解できなかった。最後、何処ともなく去って行く二人を見送る島津(段治郎さん)の台詞『私も(二人と共に)行こうか・・・いや私には仕事が(ある)』(注:正確ではありません)に、妙にホッとしてしまった私は、やはり凡人なのでしょうか。

そして二本目は「天守物語」です。
今月の四本の中で、一番楽しかったです。この作品を昼夜通して最後に持ってきたのも納得です。富姫(玉三郎さん)と亀姫(春猿さん)、図書之助(海老蔵さん)との台詞の遣り取りが、なんとも言えない面白味があってですねぇ・・・これは実際の舞台に触れないと分からないと思います(^.^)とにかく客を飽きさせず、舞台に引き込まれてしまいます。それに、なんと言っても玉三郎さんと春猿さん、海老蔵さんの並びの美しいこと・・・これだけでも観る価値ありです。ラストは悲惨なものになるのかと思いきや、めでたしめでたしのハッピーエンドで、気持ちよく劇場を出ることができました。

今日のニ作品を観て感じたのは、前回の昼の部のときと同様、やはり人間て、目先のことに囚われ振り回されて、なんとも哀れで滑稽だなぁということでした。そんな平凡な人間だからこそ、こうして時々、現実離れした舞台に触れ、自分を見詰め直す時間が大切なんだとも思います。

今回の泉鏡花の作品は、四本とも全く赴きも持ち味も違っていましたが、それぞれに大変興味深く、大いに感銘を受けました。また是非、このような斬新な企画をお願いしたいと思います。

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歌舞伎座 昼の部

観てきました。お席は母を同伴するということで、大奮発の一等席(いつもは三階席)です。二階最前列センターの非常に観やすい席でした。

今月の歌舞伎座は泉鏡花の世界。
昼の部の一本目は「夜叉ヶ池」です。人間界と神界(妖精界?)とが交錯する独特の舞台です。二役の春猿さん、百合(人間)は儚げで哀しく、白雪姫(竜神?)は美しく気高く、大活躍で素晴らしかったです。

二本目は「海神別荘」。こちらは深海の宮殿が舞台ですが、セットや舞台全体の色彩が大変美しく幻想的で、溜め息が出るほどです。公子(海神)の海老蔵さんは立ち姿が大変凛々しく、声が良く通ってまさに公子そのものです。そして美女の玉三郎さん、絶世の美女という役名がほんとにぴったり。舞台後方のスクリーンに映し出される映像も効果的で、美しくて不思議な幽玄の世界でした。

2作品を通じて感じたことは、人間とは目先のことしか見えないし、信じることができないものなんだなぁということでした。なんだか哀れで滑稽にも思えますが、それが人間ってものなのかも・・・。

ただ美しく幻想的なだけではなく、いろいろと考えさせられる泉鏡花の世界でした。夜の部も観劇予定ですが、とっても楽しみです。

公演後は意外と早く終わったので、ちょっと足を伸ばして日比谷へ行きました。目的の場所はキャトルレーヴです(^.^)先月の宙組観劇以来、約1ヶ月ぶりだったので、雑誌類や「ファントム」グッズ等いろいろ買い込んで来ました。

それ以外にも同じシャンテの中のお店で口紅、マスカラと共に、待望の足用やすりをGET(^^)v実は私の足、角質がかなり凄いことのなっているので、一度これを使ってみたいと思っていたんです。これからお風呂に入って、その後試してみます。

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いずこも同じ?

今日は歌舞伎座七月公演の電話予約でした。

一般前売りはまだですが、歌舞伎会の特別会員の優先予約です。宝塚の電話予約のように、短時間で予定枚数が終了し